ADHDな私と毒親をひたすら考察する

ADHDのチェックシートはほとんど「はい」の私の現在までの振り返りと、考えると吐き気がする母親の考察を通じて心の整理ができればと思って始めたブログ

宿題ができない

私は本当に宿題をちっともやっていきませんでした。

 

毎日いくつかの宿題を出されますが、きちんとやるものもありますが、

「計算ドリル」「漢字ドリル」はできない率がかなり高かったです。

 

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毎日恥ずかしい思いをした

毎日毎日、先生に叱られたり、黒板に名前を書かれたりして

恥ずかしい思いをして反省するのに、帰るとどうもできないのです。

 

 

毎日怒られるので、毎日恥ずかしいのですが、特に恥ずかしかった日があります。

 

ある日、黒板の端に書かれた「宿題忘れ」の名前が多すぎて

黒板の面積を圧迫するというので、紙に1枚まとめて記入されて、

磁石でポンと貼られた時には、私もついにここまで来たかという感じで、

とても悲しくなりました。

 

 

実は、宿題をやってこないのは私だけではなくて、

もう1人、T君と言う男の子が私と同じくらいの頻度で宿題を忘れてきました。

 

仲間がいたので少し安心しているところがありましたが、それは男の子なのです。

 

女の子の中で、こんなにがさつで宿題をやってこない子は学年を見渡しても私しかいなかったので自分でも情けなかったし、周りの目も気になりました。

 

 

 

同じことを繰り返すような単調な作業は特に苦手でした。

この単調な作業が何かの役に立つ気がしなかったというのも気が散る原因でした。

 

あたまがぼーっとしてきてつい他のことに気が散ってしまって、結果できないのです。

「計算ドリル」「漢字ドリル」も苦手でしたが、

それよりもさらにさらに嫌で嫌で仕方がない課題がありました。

 

それは「書写」です。

 

 

 

特に悲惨な書写

書写、というのは習字のことではなくて、

国語などの教科書を、ただひたすらノートに書き写すというものです。

 

気が散りがちな私は、

今でも「書き写す」ということが非常に苦手で、

とにかくよく間違えたのです。

嫌で嫌で仕方がないから、一生懸命がんばって精神統一をして、書いて書いて書きまくる。

 

すると、1行飛ばしていたり、同じ行書いていたり、

そんなことを、次のページに移ったぐらいに気づくのです。

 

そうなると大変です。

まるまる1ページ分消しゴムで消すことになるのです。

せっかくこんなに頑張って書いたのに、、、。

 

半ばやけくそになってガンガン消していると、ノートがビリっと破れるのです。

そんなことを繰り返しているので、いつまでたっても終わらない。

 

しかも、一体何のためにこんなことをやっているのか、

何かの役に立つ、という気もしなかったのでさらにやる気を失って、あんまり終わらなくて涙が出そうになったこともありました。

 

 

 

 

好きな宿題

ちなみに、好きな宿題もありました。

理科や社会、その他調べたりまとめたりする宿題です。

毎日、好きな宿題から手を付けで嫌なものは後回しにして

結局できず夜が来るのです。

 

 

母は怒らない

あまりに毎日毎日宿題ができないので、先生から親にも注意があります。

しかし、私の母はあくまで子供の問題と思っていたのか?

口うるさく宿題をしなさいと言うこともなく、

ちゃんとやってるかどうかを確認する

などと言うこともありませんでした。

 

おかげで、私は帰ってから好きなことをして過ごすことができました。

それも、1つの方法かもしれません。

 

でも私が親だったら、なぜ宿題ができないのか、

我が子はどういったことが苦手で、何が原因となって、できないのか、

どうやったらできるようになるのかなど、子供と一緒に考えたと思います。

 

 

 

自尊心の低下

私は「宿題なんてやらなくてもいーぜ!!」と思って

やっていなかったのではなくて、

「今日こそやっていかなくては」と毎日思いながら結局挫折して、

毎朝、恥ずかしい思いをしていたのです。

自分でも困っていたのです。

 

しかしそれは多分”普通”の人には分かってもらえません。

ただのやる気が無いだけだと思われるでしょうから。

 

「ずぼら、横着、集中力がない、やる気が無い、」ということは

親や先生、周りのいろんな人から散々言われてきたので

自分でも、自分のことが

ズボラでロクでも無い人間だと信じていました。

 

 

真冬の悲しいできごと・・・

学年が上がってどんな先生になっても、宿題忘れは治りませんでした。

高学年の頃、特に私と相性の悪い女の先生が担任だったとき、

それはたしか真冬のことでしたが、

その先生はあまりに私が宿題をしてこないので、腹を立てて

冬の朝、1時間目が体育だった時、

みんなは体操服で寒い寒いといいながら体育をしていたのですが、

私はグランドに這いつくばって漢字ドリルか何かの宿題をさせられていました。

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私も半袖半ズボンの体操服です。

寒くて寒くて、そしてみんながキャッキャと体育をしているのを見ながら悲しくなって、涙がこぼれました。

しかし、自業自得だと思っていました。

 

 

 

他にも宿題をしてこない子は「修学旅行のお小遣い無し?」

だったかなんだかを言い渡された時はクラスでも話題になったようで、

誰か他のお母さんがうちの母に

「それはおかしいから抗議したほうがいい」と言ってくれたようで、それは免れたようでした。

 

その先生は今考えればやりすぎだと思いますが、

その当時は自業自得だと思っていました。

 

 

罰を重くしても変わらない

私は小学生時代、あらゆる罰を受けた気がします。

それらによって十分に心が傷つき、恥ずかしい思いをしました。

しかしどんな罰があっても、私の宿題忘れ(その他の問題行動)は治らなかったので、

こんなタイプのお子さんに頭を悩ませている先生や親御さんがいたら言ってあげたいです。

「どんなに罰を重くしても問題は解決しませんよ」と。

 

 

やっぱり根本原因をさぐり、具体的な対策を立てるのが一番だと思います。

実際大人になってからは自分の性格を理解し、ヘマをしないように、色々対策を練ることで、ずいぶん社会性が身につきました。

 

 

話はそれますが、

「犯罪者に対する罰」にしても、刑を厳罰化したところで、あんまり意味がないと思っています。