中学時代のスクールカースト・家カースト・心の闇
スクールカースト
中学時代にはいるとスクールカーストがはっきりしてきます。
女子の面倒な駆け引き的付き合いも加速します。
・いけてるグループ
・普通グループ(2〜3個)
・キモオタグループ
・ぼっち
私は中学生時代いじめられていると感じていましたが、これはちょっと被害妄想だったなと思い返しています。
確かに、キモいと言われたり、ハブられたり、陰口を言われたり、そういうことはあったなと思いますが、
キモいと落書きされたり、殴られたり、どこかに閉じ込められたとか盗まれたとかも多分無かったように思います。
ただ単に、「キモいので友達ができなかった」という感じでした。
もちろん、小学生から引き続いて先生に好かれることもありませんでした。
思春期の女子はとにかく群れるもので、
休み時間には集まり、トイレも連れ立って行き、もちろん弁当もみんなで食べます。
私を含め、みんななんとか安定的なグループに属したいと考え、あわよくばもう一つ上のランクのグループに入りたいと考え、心を削っているのです。
今思い返すと、私の立ち位置は「ぼっち」「ときどき普通グループ」という感じですが、修学旅行の時には「キモヲタグループ」に入れられてしまう、、そんな感じでしょうか。
行き帰り話をしたり、弁当を一緒に食べる子はいないことはないけど、
とにかく友人関係に悩み、イケてない自分を嫌になり続けていました。
そう思いながら、一方で
そんな筈はない!環境のせいだ!周りが悪いんだ、私だって・・・
と、どす黒い感情と共に負のスパイラルを落ちていきました。
めんどくさい女子たちの人間関係に神経をすり減らしながらも
小学校の頃のように「集団行動ができない」と言われる事は減っていきました。
この緊張感ある女子たちの駆け引きのおかげかどうかは分かりませんが、私は人を観察し、自分の立ち位置を把握し、「空気読む」ことが少しずつできるようになってきたのです。
精神的にはひたすらすり減っていましたが、学校からの「とんでもない子」という評価は若干軽減されてきたのも中学時代です。
家カースト
さて、スクールカーストだけではなく、我が家は家でもカーストがあります。
母と弟が「いけてるグループ」で、父と私が「いけてないグループ」です。
そんな話を振ってくるのは母だけなのですが、
母と弟は
・ 容姿がすぐれており
・ 明るく
・ みんなの人気者
・ 几帳面で学力も高い
私は父ににて
・ 容姿がブサイクとは特に言われなかったですね
・ 根暗で(だから)嫌われ者で、友達がおらず
・ ズボラで横着で不潔
と日常的に言われています。
友達ができない、とか、いじわるされた、みたいな相談をすると、
「あんたがネクラやから友達もできひんねん」と根も葉もないことを言われます。
まあ、実際そうなんですけどね。
「学校では馴染めなかったけど、家では理解ある母に助けられた」系の話を聞いて、本当に羨ましいなあと思います。
”窓際のトットちゃん” なんて超絶羨ましい境遇です。
トットちゃんはご自身いわく変人でしたが、優しく機転の効く母のおかげで素敵な学校へ入れてもらえて、先生にも恵まれ、のびのびと育っていきます。
他人を羨んでも仕方ありませんが、こんな私だって、せめて一人でも理解者がいてアドバイスをくれる人がいたら・・・ついついそんなことを考えてしまいます。
理解者もいなければ、社会生活を営むアドバイスをくれる人もいなかったので、
私はとにかく遠回りと失敗を繰り返しながら不器用に生きていくしかありませんでした。
頭の中に引きこもる
子供の頃から頭の中の世界に引きこもりがちな私でしたが、
どんどん加速していきます。
学校には行ってましたよ。家だって居心地よくないですしね。
空想の世界に浸り、
人間の生きる意味とは?大人になるってどういうこと?こんな人にはなりたくないなあ、宇宙はどうなっているんだろう。喜怒哀楽って気持ち次第で変えられるのでは?
そんなちょっと哲学的な問答をしてみたり、
一応年頃の女の子なので恋の相手を想ってみたり、
はたまた自殺のイメージも度々しました。
逆に嫌いな人や母をイメージの中で殺すというのも度々やりました。
「金田一少年の事件簿」が流行っていたので、完全殺人事件を考えたりしましたが、
どうやってもばれるなとか思って殺人鬼にならずにすみました。
どいつもこいつも!ロクデモナイ!
なんて、やけになって、無差別殺人を想像したりもしました。
ま、やってないですけどね。
本当は人格者になりたいな、優しい人になりたいな、そう思って友達に「一切怒るのをやめる!」とか宣言したこともあったのに、
ダークサイドは膨らんでいきます。