ロジカルシンキングとの出会い
ロジカルシンキングとの出会い
ロジカルシンキングという言葉に出会ったのは大学院生のころ。
当時初めて聞く単語でした。
(小学生の頃に演繹法と帰納法ってやってるハズなんですけどね・・)
Life Hacker や ビジネスメディア誠(現在無くなりました)など、
その当時はいかにも就職活動が気になりだした学生らしいものをよく読んでいましたから、聞きかじりのロジカルシンキング情報は色々溜まっていました。
それだけでも、自分の感性が「ロジカルシンキングって好きだな〜」と感じていました。
(ちなみに相当の面倒くさがりなので、Life Hackや時短術みたいなのは大大大好きです)
本格的にロジカルシンキング好きに火がついたのはインターンシップ先でやっていた「ロジカルシンキング研修」を受けてから。
講師は現役コンサルタントの方で、超隙の無いロジカルな話にゾクゾクしました。
しかし、「ロジカル好き」を認識したものの、実際使いこなすにはまだまだで、
「ロジカルシンキング」を自分のものにできた感覚を持ったのは就職してからです。
学生の時に受けたあの「ロジカルシンキング研修」、就職後に
この研修のアシスタントをすることになったのです!!
同じ内容を何度も聞くのに、毎回新鮮で、
繰り返し聴くことで、「わかったつもり」だったことが本当の知識になっていくのを
感じました。さらには自分でこの研修をやるようになり、もっと強化されていった感じです。
ロジカルシンキング(フレームワーク思考)のいいところ
ロジカルシンキングのいいところはややこしい話を「構造化」できる 所です。
文字や数字の情報が基本的に苦手な私にとってそれを視覚化できるロジカルシンキングは素晴らしい武器を手にした気分です。
はじめにできるようになったことは、、、
どんな授業や講演を聞いても最後に質問ができるようになりました。
これはロジカルシンキング研修を受ける前、大学院生で初めてできるようになったことですが、内容が難しいかどうかはあまり関係なくて、話の構造に注目しながら相手の話を箱の中に入れていくような感じで聞くのです。
めっちゃ適当な図ですが、例えば以下のような箱をイメージしながら話を聞きます。
そうすると、比較すべき点や矛盾点、話されていない点が浮かび上がってくるので、質問するのがものすごく簡単になります。
講演の内容なんて全然わかってなくても質問できるので、賢そうに見えていいです。
(ごめんなさい、図で話を聞く癖が無い人には何言ってるか分からないかもしれません。。)
他には・・例えば会議。
どんな組織の会議も不毛な議論が多いと思いますが、大抵の人の頭の中は全然整理されていません。
こんな時ロジカルシンキング(というかフレームワーク?)を使ってホワイトボードに話を図解できると、論点が非常にわかりやすくなり、自分もみんなも分かりやすくなって重宝がられます。(なんとか誤魔化して進めたい上司などがいると、うっとおしがられます。。。この世は非論理的なのです。。時々”論理”の儚さに悲しくなります。)
自分が話したり書いたりする時は
ロジックツリーと呼ばれるロジカルシンキングでおなじみのあの図が非常に役立ちます。この図さえ作ればあとはそのまま読み上げるだけですし、質問がきてもすぐに回答できます。(「それは分かりません」も含め。)
これ、そのまま書く時の目次作りにも役立ちます。
論文を書く時もまずこの四角を埋める作業をすればきちんとロジカルな論文になるし、
雑誌やら本を作る時もこの構造をイメージしておけば、面白みはないかもしれませんが、きちんとした文章ができます。
本の目次ってこういう構造ですよね。
プレゼンテーション作りもこの図で大体いけるし、
イベント企画も大体こういう構造でいけるので、この図、かなり応用が利くのです。
このように「文字の羅列」を”図”にして考えることで
私の欠点はかなりカバーできるようになってきました。
(カバーできたのはいいのですが、機嫌が悪い時など、調子に乗って相手の揚げ足をとったり論破することに喜びを感じたり、、よく無いこともあって、反省しています。)
長めの文章を書いてから、同じことを言っている箇所をコピペして持ってきてまとめたり削除したりして構成を考えながら、文章を書くというのも私の中では「パズル」のようなものなのです。
かといって、
そもそも思いついた順に喋りがちで支離滅裂な話になりがちなADHDの私が
これを毎回毎回できるかというと、そんなん無理です。ブログなんて書けません。。
やるのは大事な企画書や資料の時だけです。とはいえ、多少は訓練によって向上している気もしますが。
読書好きな方など、
そういうことをあまり考えなくてもきちんと文章の先頭からスラスラ書ける方は本当に羨ましいです。。。しかも見ていてわかると思いますが、この文章の構造は分かりやすくはありますが、全然面白みがありませんので・・・面白い文章はまったくかける気がしません。
なんでも構造化
なんでも構造化して考える癖がつくと、とにかく複雑な問題に対して何が重要なポイントかみたいなことがすぐさまわかるようになってきます。
また、元々発想力のあるタイプでしたが、いい”箱”を設定してやるとさらにどんどん発想できるようになります。
「プロジェクトマネジメント」みたいなことも、どれも大抵決めることは同じなので、例えば家族で旅行に行こう!みたいな時にもおおいに使えます。
目的を設定して、必要なことを調べて、いつ?だれが?どのように?いくらで?なんてことを考えながら必要な割り振りやスケジュールを考える・・・
こんな時間は至福のひとときです。
ただし、一人で計画して、確認する人がいないと、例えば行こうとしていたお店が定休日だったとか、この割引は使える期間が決まっていたとか・・細かいミス多発です。
色々ミスしないように、これまでのミスの多さという経験値を活かして、気をつけているつもりですがなかなか改善されません。
「右から左へ文章を書き写す」「ミスがないか確認する」「もしもの事を色々考える」なんてことが異常なまでに苦手な私は、こういうことを頼める相棒がいると非常にいい感じで仕事が進められます。
いい組織に入ると、相手の苦手な仕事を私が引き受け、私が苦手な仕事を肩代わりしてもらえる場合があるので、そういうところで仕事ができると幸せです。
ま、仕事の話はまたいつか。
ADHD=タイプ7?
これは私の予想ですが、エニアグラムという性格診断をADHDの人が受けると多くの人がタイプ7になるんじゃないかと思います。まあ私がそうだからなのですが。
エニアグラムのタイプ7は楽天家でエネルギッシュで発想力があり、何かの計画をたてている時が至福の時なんだそうで。悪い所は飽きやすく、どれも中途半端で嫌なことに取り組まず、気まま(苦笑)全くその通りです。
私はロジカルシンキングでいうところのMECE(分類、カテゴライズ)が大好きだからか、人を性格で分けたりする心理学(一部占いも)だとかそういうものが大好きで片っ端からやりましたが、エニアグラムほど気に入ったものはありません。
本も何冊か買いました。よかったらネットでも簡易診断みたいなのが色々あるのでやってみてください。
となりで子どもがぐずるので、今日はこの辺で。